社会人サークルというものは、立ち上げた発起人がいつまでも中心にいて、その人のパワーで全てを賄い毎回の活動を回していることが多い。
ワンマン野郎が万能感に酔っていても、優越感に浸っていても、あるいは滅私の自己犠牲でも参加者としては安定的に練習が提供されるならば知ったこっちゃない。
ただ、ワンマンで回している場合、そいつがいなくなった時にその団体は終わる。
みんとん部ではそれを避けるために「脱ワンマン」サークルを掲げ、2017年4月から半年程度の時間をかけてチーム(組織)で回せるようにした。
その際に得たノウハウをこれから「脱ワンマン」を図る世のバドミントンサークルの参考になればと記録に残しておこうと思う。
第1章 前提として人は動かない。
「人は論理では動かず、感情で動く」とか言いますが、結局、感情でもそうとうプレッシャーをかけないと動かないというのが実情でした。設計して、デザインして、計画して、仕組みを作ってもそこに乗っかってくれる人がいないとどうしようもありません。
この半年で「サークルなくなるなくなる詐欺」や「私やめますやめます詐欺」など数々のプレッシャーをメンバーにかけ続けましたが、それでも動かせたのは一部です。ムチではなく飴の手をとって報酬を出したら結果は変わっていたでしょうか… それは私にもわかりません。
とにかく、「人は論理では動かず、感情でも動かず、気まぐれに動く」これくらいの前提条件を頭に入れつつ脱ワンマン化を図っていく必要があること覚悟しておいてください。
第2章 そこまでの活動を書き出そう
脱ワンマン化の第一歩は作業の分業です。いきなり全部は他人任せにできません。並走し自走できるようになったところで身を引く。月2回しか練習がないため、並走期間を3ヶ月くらい見込んでおく必要があります。
なにを?なにから?分業しましょうか? まずは、自分のやっている作業を書き出しましょう。こんな感じ…
【毎回やるタスク】
- 練習体育館予約作業 (月末)
- 体育館の支払い (月初)
- 調整さん作成
- 調整さんリマインド
- 参加者名簿作成
- 新規参加者の名札作成
- 練習説明スライド作成
- 進行持ち物の確認
- シャトルの手配(購入・運搬)
- 備品の管理・運搬(PC,プロジェクター,アルバムetc)
- 体育館の受付
- 出欠確認
- 会費の集金
- 体育館内での練習の進行
- 練習の写真撮影
- ごはん場所の確保、参加者管理
- ブログの更新
【必要に応じてやるタスク】
- 新しい体育館候補を探す
- 今後の練習予定の告知
- 新規メンバー募集
- 退会処理
- 全体LINEグループへのメンテナ数
- イベントの企画(花見,BBQ,忘年会 etc)
ワンマン時代はこの全てを私がこなしていました。みんとん部はただバドミントンするサークルにはしたくなかったのでその分余計にやることが増えておりました。
このように書き出したのちに要素をグルーピングしていきます。