企業の研修も… 大学の講義も… 小学校ですら「オンライン講義(授業)」を求められているようですね…
Google ハングアウト、zoom、Teams などなど…
Web会議アプリケーションを使って「複数人で会話する」ってところまでは、結構進んでいる組織が多いのではないかと思います。
確かに「複数人で会話する」って状況さえできれば一方向の座学中心の講義は実施できそうです。たまに、質問を投げかけてそれに返答するですとか、問題を出して誰か1名を当てて答えさせるというアクションもできるかもしれません。
また、各web会議アプリケーションの機能を使って、グループ分けをして、その中で議論(自由討議/フリーディスカッション)させることもできそうです。
ですが、ここから一歩進み、
①個人で意見を考える
②それをグループ内で共有する
③意見を集約する
④全体に向けて発表する
という個人ワーク・グループワークはどうすればできるでしょうか。
特に、①は受講者の考えを深めるのに役立ちましす、②,③は考えを広げたり、正したりするために役立ちます。できれば、オンライン講義でも取り入れたい要素です。
(かつ、なるべく無料で。かつ、なるべく相手に特殊な環境・技能を求めない形で)
オンライン講義でのグループワークのやり方は複数考えられます。
例えば、Webのホワイトボードを活用する方法があります。調べるとホワイトボードアプリケーションがいくつも出てきますが、個人的には「A Web Whiteboard」がいいかなぁと思いました。
無料ですし、やりたいことはだいたいできるし。ですが、操作に慣れるまではイライラします。
そこで、目をつけたのが「Googleスライド」です。
Googleスライドは簡単に言うと「web上でPowerPointを共同編集すること」ができます。しかも、無料。そして、PowerPointの操作感とまぁまぁ近いのであんまりイライラしないところが優秀です。相手に特殊な環境を求めないのもいいですね。
Googleスライドの初め方や、使い方はGoogleで検索するとたくさん出てくるのでそちらを参照してください。
ここでは、グループワークを行うのに具体的にどう運用していくかを紹介します。
まず、こんな感じのワークシートを事前に作っておくのがいいのではないかと思います。
【タイトル】
タイトルはお好みで!
【設問ページ】
これから行なって欲しいワークの内容を明記しておきます。
「1オブジェクトってなんすか?」って質問が来そうなのでしっかり説明しておいた方が良さそうですね。
【個人ワークページ】
「他の共同編集者の書き込みをカンニングしないように〜」とか注意を促しながら、各自のアイディアを書き込んでもらうページです。
予め付箋的なオブジェクトを配置しておくことで受講者の行動(書き込む場所)を誘導します。
今回はすごくシンプルな作りにしていますが、結構、ここが工夫のしどころです。
例えば以下のような工夫が考えられます。
・マイカラーを決め、付箋の色を変える
・付箋に名前を書くようにしてもらう
そして、手書きを超えることができるのもいいところです。
・画像を含められる
・URLを含められる
【グループワークページ】
グループワークページでは、各自の意見をコピペしながら、グルーピングや取捨選択をしてもらいます。
場合によってはフォントサイズを変更(縮小)して、多くの付箋を並べる必要があるかもしれません。
もし、まとめ方を誘導したいのであれば予めフレームを書いておくとよいでしょう。
フレームの例
・重要-緊急のマトリックス
・何らかの表
・ビジネスモデルキャンバス
…と、ざっくりと運用方法を書いてみましたが、いかがでしょうか?
ぜひ、試してみてください。
私もトライアンドエラーしながらもっと考えてみます。