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写真からLINEスタンプ用イラストを作る方法

ChatGPTで人物写真をイラスト化して、LINEスタンプに仕上げる流れ

LINEスタンプを作りたいけれど、
「オリジナルキャラクターを一から考えるのは大変」
「家族や友人、自分の写真をもとに作れたら楽しそう」
と思う方も多いのではないでしょうか。

そんなときに便利なのが、写真をもとにLINEスタンプ用イラストを生成する方法です。

今回は、人物写真を参考にしながら、LINEスタンプで使いやすいシンプルな人物イラストを作る流れを紹介します。

なお、今回も前回の記事と同じく、最初に大事な前提があります。

ChatGPTだけでLINEスタンプ用の完成データを完璧に作り切るのは難しく、背景透過や最終的なサイズ調整はPhotoshopなどで行う必要があります。

そのため、この記事は
Photoshopなどで背景の切り抜きやサイズ調整ができる方向け
の内容です。


関連記事

前回は、テーマからオリジナルのLINEスタンプを作る方法を紹介しました。

テーマからLINEスタンプを作りたい方はこちら
→ 「ChatGPTでLINEスタンプを作ってみた - 『茨城弁で話すクオッカ』を例にした、アイデア出しから入稿準備まで」

今回の記事は、そこから派生して、
“写真をもとに人物スタンプを作る方法”
に絞ってまとめています。


写真から作るLINEスタンプの魅力

写真からスタンプを作る方法には、次のような魅力があります。

  • 本人らしさを残せる
  • 家族や友人へのプレゼントにも向いている
  • SNSアイコンや日常写真を活かせる
  • キャラクターを考える手間が少ない
  • 表情差分やフレーズ違いを量産しやすい

特に、
「いつも使っている人の顔で、日常会話スタンプを作りたい」
「子どもやパートナーをモデルにしたスタンプを作りたい」
という場合には相性がよい方法です。


1. まずは元にする写真を選ぶ

最初にやることは、参考にする写真を選ぶことです。

(AIにて生成)

向いている写真の条件は、たとえば次のようなものです。

  • 人物がはっきり写っている
  • 顔立ちや髪型がわかる
  • 服装の特徴が見える
  • ポーズがわかりやすい
  • できれば全身または上半身が見えている

逆に、次のような写真は少し難しくなります。

  • 背景がごちゃごちゃして人物が埋もれている
  • 顔が極端に隠れている
  • 画質が粗すぎる
  • 人物が小さすぎる
  • 複数人が密集している

もちろん、多少条件が悪くても生成はできますが、スタンプ向きに整えたい場合は、人物の特徴が読み取りやすい写真の方が向いています。


2. 「背景や周辺情報を無視する」ことを明記する

写真からイラスト化する場合、プロンプトで非常に重要なのが、何を参照して、何を無視するかを明確に書くことです。

たとえば、人物の後ろに家具や看板、床、壁などが写っていると、それらまで反映されてしまうことがあります。

そこで、
人物だけを参考にしてほしい
という指示をしっかり書くのがコツです。


3. ベースとなるプロンプトを作る

今回のように、LINEスタンプ向けの人物イラストを作る場合は、かなり細かく条件を指定した方が安定します。

実際に使いやすいのが、次のようなプロンプトです。

プロンプト例

添付写真の人物のみを参考にして、イラスト化する。

【重要】
・人物以外の情報は参照しない
・背景、家具、建物、看板、床、椅子などは無視する
・人物の顔立ち、髪型、年齢感、体型、服装の特徴のみを抽出する
・LINEスタンプ用イラストとして作成する

【構図】
・3:4縦型
・人物1人のみ
・全身表示
・正面または右向き
・余白は適度に残す
・中央配置

【イラストスタイル】
・ミニマルでシンプルなフラットカラー
・黒の極太アウトライン
・線の太さは均一
・クリーンな手描き風
・細い線は禁止
・漫画風
・エディトリアルイラスト風
・少し不器用で親しみやすいプロポーション

【顔】
・点の目
・小さな鼻
・小さな口
・表情はシンプル
・リアルな描写禁止

【色】
・使用色は2〜4色
・ベタ塗り
・グラデーション禁止
・影禁止
・質感表現禁止

【背景】
・単色グレー背景
・背景は完全な無地
・Photoshopで選択しやすい色

【切り抜き対策】
・人物の周囲に白フチを付ける
・白フチは太め
・小物にも白フチを付ける
・白フチは途切れない

【小物】
・必要最低限のみ
・人物の雰囲気を象徴するものを1〜2個
・情報過多禁止

【禁止事項】
・文字
・ロゴ
・写真風表現
・リアルな陰影
・背景描写
・複雑な装飾

【ポーズ】
添付写真のポーズを活かす。
ただし人体は単純化し、
シンプルなイラストとして再構成する。

このように、
構図・絵柄・顔・色・背景・禁止事項
まで書いておくと、かなりスタンプ向きに寄せやすくなります。


4. なぜここまで細かく指示するのか

人物写真をもとにしたイラストは、指示が曖昧だと次のようなぶれが起きやすいです。

  • 写真っぽいリアル寄りになる
  • 背景の情報まで拾ってしまう
  • 線が細くなり、スタンプで見づらくなる
  • 色数が増えすぎる
  • 影や質感が入って切り抜きづらくなる
  • 顔が細かくなりすぎて、スタンプ向きでなくなる

そのため、
「リアルな似顔絵」ではなく、
「LINEスタンプ向けに単純化した人物イラスト」

として明示することが大切です。


5. 写真のポーズを活かすと個性が出る

この方法の面白いところは、写真のポーズをそのまま活かせることです。

たとえば、

  • 手を振っている写真なら「あいさつスタンプ」
  • 指差しポーズなら「了解」「OK」系
  • びっくり顔なら「えっ?」
  • しゃがんでいる姿なら、ちょっと脱力感のあるスタンプ

といったように、元写真の雰囲気を残しながらスタンプに落とし込めます。

ただし、そのまま再現すると複雑になりすぎることもあるので、プロンプト内で

人体は単純化し、シンプルなイラストとして再構成する

と書いておくのがポイントです。


6. まずは文字なしで人物だけ作るのがおすすめ

最初からセリフ入りのスタンプを作ることもできますが、個人的には、
まず人物イラストだけを作る
のがおすすめです。

理由は次の通りです。

  • まず絵柄の統一感を確認しやすい
  • 背景切り抜きの作業がしやすい
  • 後から別のフレーズを付け替えやすい
  • 文字の誤字や崩れに左右されにくい

最初に
「この人物のスタンプ用ビジュアルはこれでいく」
という軸を作り、その後でフレーズを考えると進めやすいです。


7. フレーズ違いで量産する

人物イラストの方向性が決まったら、次はスタンプの中身を増やしていきます。

たとえば、日常で使いやすいフレーズなら次のようなものがあります。

  • おはよう
  • ありがとう
  • 了解です
  • おつかれさま
  • ごめん
  • いま向かってる
  • なるほど
  • すごい
  • えっ?
  • まかせて

人物スタンプは、キャラクタースタンプと違って本人らしさがすでに武器になるので、フレーズはあまり奇抜にしなくても成立しやすいです。

また、前回の記事のように、テーマ性を持たせることもできます。

たとえば、

  • 敬語で話す会社の先輩スタンプ
  • 赤ちゃん言葉の家族スタンプ
  • 推し活風スタンプ
  • 部活・サークル用スタンプ

などに広げることもできます。


8. 文字は別で作って合成するのもおすすめ

前回の記事でも触れましたが、
より仕上がりにこだわるなら、文字は別で作ってあとから合成する方法がおすすめです。

写真ベースの人物スタンプでも、この方法はかなり有効です。

たとえば、

  1. まず人物のみのイラストを生成する
  2. 次に、フレーズの文字デザインを別で考える
  3. 文字だけを画像化する
  4. Photoshopで人物イラストと合成する

という流れです。

この方法なら、

  • 文字の位置を微調整できる
  • 文字サイズを変えやすい
  • フレーズ違いを量産しやすい
  • 全体の読みやすさを調整しやすい

というメリットがあります。


9. 背景透過はChatGPTだけではほぼ難しい

ここは前回の記事と共通する重要ポイントです。

ChatGPTだけで、LINEスタンプにそのまま使える完璧な透過PNGを量産するのは、現時点ではかなり難しいです。

そのため、最終的にはPhotoshopなどで、

  • 背景グレーを切り抜く
  • 白フチを確認する
  • 余白を整える
  • サイズ調整をする
  • 必要なら文字と合成する

といった作業が必要になります。

今回のプロンプトで
単色グレー背景
白フチあり
にしているのは、まさにその後工程をラクにするためです。


10. メイン画像・タブ画像も最後に用意する

スタンプ本体ができたら、最後に忘れず作りたいのが、

  • メイン画像
  • トークルームタブ画像

です。

人物スタンプの場合は、
顔がよく見える構図
ひと目で雰囲気が伝わる表情
を優先すると使いやすいです。

このあたりの考え方は、前回のオリジナルスタンプ記事と同じです。

テーマからLINEスタンプを作る全体の流れを知りたい方は、前回の記事もあわせてどうぞ。
→ 「ChatGPTでLINEスタンプを作ってみた - 『茨城弁で話すクオッカ』を例にした、アイデア出しから入稿準備まで」


11. 写真ベースのスタンプ制作はこんな人に向いている

この方法は、特に次のような人に向いています。

  • 自分や家族をスタンプにしたい人
  • プレゼント用にスタンプを作りたい人
  • キャラ作りよりも、既存の人物を活かしたい人
  • イラストは苦手だけれど、写真素材はある人
  • Photoshopなどで最終調整ができる人

逆に、完全に自由な世界観で作り込みたい場合は、前回の記事で紹介したような
テーマからキャラクターを作る方法
の方が向いている場合もあります。


まとめ

写真からLINEスタンプ用イラストを作る方法は、
“本人らしさを残しながら、スタンプ向きに単純化する”
のがポイントです。

今回の流れをまとめると、次のようになります。

  1. 元にする人物写真を選ぶ
  2. 人物以外は無視するよう明記する
  3. LINEスタンプ向けの絵柄を細かく指定する
  4. 単色グレー背景・白フチありで生成する
  5. まずは文字なしで人物イラストを作る
  6. フレーズ違いを考える
  7. 必要なら文字を別で作る
  8. Photoshopで切り抜き・合成・サイズ調整を行う
  9. メイン画像・タブ画像も用意する
  10. LINE Creators Marketで申請する

写真ベースのスタンプは、オリジナルキャラクター制作よりも始めやすく、しかも思い入れのあるスタンプになりやすいのが魅力です。

「まずは自分や家族のスタンプを作ってみたい」という方には、とてもおすすめの方法です。


関連記事

テーマからオリジナルLINEスタンプを作りたい方はこちら
→ 「ChatGPTでLINEスタンプを作ってみた - 『茨城弁で話すクオッカ』を例にした、アイデア出しから入稿準備まで」

写真ベースの人物スタンプを作りたい方は、この記事を参考にどうぞ。